人間の腕に投影する仮想キーボードを開発!?NECが開発したARmKeypadの特徴と発売日は?近未来的な最新技術が実現化!
NECが人間の腕を仮想キーボード化する
ユーザーインターフェース「ARmKeypad(アームキーパッド)」なるものを開発したそうです。
パソコンやスマホのキーボードではなく、ホログラム上の仮想キーボードを腕に展開し、
文字入力ができるというものらしいです。
恐らく一時期話題になったレーザー光を利用した近未来型キーボードが元でしょうね。
画像を見て頂ける通り従来のレーザー式キーボードは、
卓上でキーボードのレイアウト画像を投影する仕組みですが、
これを人間の腕に投影するものが今回新たに開発された「ARmKeypad」になります。
まるで映画で出てきそうな近未来的な技術がついに現実の世界で実現したということですね。
人間の腕に投影するARmKeypadの特徴
ARmKeypadは、利用者の腕に仮想キーボードを投影するインターフェースです。
装置は「ウェアラブルウォッチ」という環状の時計型のもので、
アップル社が少し前に発売したApple Watchのような感じで装着するようです。
物理的なキーボードや入力ボタンを腕に搭載しているかのように、
高速で高精度なタッチ入力ができるとの説明があります。
また、面白いことに仮想キーボードのキー配列は変更できるみたいです。
キーボードを視認するには、「ウェアラブルグラス」というメガネ型デバイスをかける必要があり、かけた状態で手元を見ると、自分の腕に仮想キーボードが出現するという仕組みです。
ARmKeypadは頭の「AR」が大文字になっている通り、AR(拡張現実)技術を応用していることを表しています。AR技術により仮想キーボードを展開します。
いちいちキーボードの出し入れをする必要がなく、
腕へのタッチだけで簡単に入力ができるそうで、確認しながらキー操作を行なえるそうです。
ウェアラブルグラス(メガネ型デバイス)とウェアラブルウオッチを連携させることにより、
仮想キーボード「ARmKeypad」を利用することが可能です。
ARmKeypadの発売日は?
ARmKeypadの発売日ですが、まだ技術面での発表がされただけなので、未定です。
仮に商品化されても、業務用途に特化した製品になるそうで、
コンシューマ向けには販売されないでしょうね。
目的としては現場作業の「設備点検ソリューション」、「保守帳票管理ソリューション」向けで開発を進めているらしく、製造業以外にも、警備や流通、医療の分野での業務効率化を図るそうで、活躍が期待されています。
さて販売予定は今のところありませんが11月12、13日に
東京国際フォーラムで開催される「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2015」で展示が予定されているとのことです。
展示会に参加すれば現物を確認できますが、残念ながら11月9日に参加申し込みが締め切られています。
運よく来場証を入手できた方は「ARmKeypad」のブースを立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
近未来的な最新技術が生み出される裏とその恐怖
ここからは私の感想になってしまいますが、
近年でIT社会の革新とも言えるほど、技術が発達していると思います。
正直な気持ち「怖い」という感想が初めに来てしまいます。
今回の仮想キーボード「ARmKeypad」もそうですし、
IT業界では特に大きく話題として取り上げられている「人工知能(AI)技術」もですね。
なんというか人知を超えたモノ、人間が扱いきれない・制御しきれない・許容量を超えたものが
大量に生み出されているように思えます。
「何をいまさら」と思われる方も多いかもしれませんが、皆さんも心当たりだけはあるのではないでしょうか?
一番身近でIT業界を大きく変えてしまったモノ、「スマートフォン」の存在ですね。
私が専門学校に通っていた頃に本格的に登場しましたが、
あれから数年、気が付けば異常なまでの普及率となり、今では持っていない人の方が珍しいというほどまでの増加量。
一昔までは携帯電話すらほとんど持っていなかった小学生までもスマホを所持しているのが現状だったりします。
スマホだけを例にしますが、実際に社会問題にもなっています。
ネットへの参入者が増え、ルール・マナーを知らない人も多いですし、それを教える人・教育も定着していません。
歩きスマホ、自転車スマホ、その他さまざまな問題が大きく指摘されています。
あとは、高機能なハンディーデバイスというのもあり、何も考えなくても、
自分の求めている答えがすぐに導き出せるほどの利便性。
自分で考え、学び、理解するという一連のプロセスを飛ばして、検索すれば何でも出てきてしまう。
考える思考を削いで、行動しなくてもただただ知識が転がってくる。
便利になった半面、様々な社会問題が挙げられていますが、
ここまで普及してしまった裏の部分、陰謀めいたものの存在、背景が非常に怖いのです。
これは人間が扱いきれないものであると私は思っています。
分かる人には分かり、分からない人には全く分からないことだと思います。
特にこの考えに浸った出来事が今回の仮想キーボード「ARmKeypad」の話題でした。
この話題を知ったとき、「やはりか・・・」と痛感してしまったくらいです。
人工知能もそうですし、人間が扱いきれない許容量を超えたものを大量に生み出してしまうということは今後人類的に脅威になるんじゃないかと思います。
この未知の想定し得ないことが起こるんじゃないかという危惧そのものが直接的な恐怖に繋がってきますね。
あとは、最新技術を生み出すIT業界に携わっている私がこんなことを話すのもおかしいことかもしれませんが、
高レベルの近未来的な最新技術を望んでいないということなんでしょうね。
現状のまま暮らしを便利にしていくというのは賛成です。
だけど、大きくIT業界の根底を塗り替られてしまうような出来事だけは起きて欲しくない。
その理由の大きくはパソコンにあるのかもしれません。
幼少期からパソコンが大好きで趣味が仕事まで及び、現在までずっと続けていますが、
この先パソコンがなくなってしまうほどの革新が起きてしまう恐怖。
たぶん恐れでもありますね。
パソコンが大好きな私にとって、いずれパソコンがなくなってしまうのではないだろうかという恐怖心の表れかもしれません。
だからそれ以上を求めていません。
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