冬の時期に突然パソコンが起動しない原因は?コールドブート現象を解決する方法!
久々に棚に置いてあるノートパソコンを取り出し、電源を入れようとしたところOSが立ち上がらないという事態に陥りました。
最初は何事かと思って電源を入れ直してみるもなぜか起動してくれないではありませんか。
仕方がないのでBIOS上でディスクが認識しているか確認してみたところ、
なぜか機器情報が一切表示されておらず認識していませんでした。
「まさか故障してしまったのか?」
そんな不安が過るが、壊れるほど使用していませんし、悪環境に置いていたわけでもないです。
ちなみに数年前に購入したSilicom Power製のSSD240GBを搭載しています。
BIOSでディスクが認識しなかった原因は?
まだ故障したとは決まっていません。
ドライバーで背面の外ブタを取り外し、ディスクをSATAコネクタから取り外そうと触れると、異常なほど冷え切っていました。
それは恐ろしいほどの冷たさでまるで氷を触っているかのようで・・・。
とここであることに気が付きました。そういえば極端に温度が低い状態でパソコンの電源を入れる際に稀にOSが立ち上がらないことがある。ということを。
まさかコールドブート現象・・・!?
自室に室温計はありませんが、そこまで冷えてはいないはずですが、SSDの温度からしてコールドブート現象が起因している可能性もあったので、すぐに温めました。
しばらくしてからSATAコネクタに接続し、パソコンを起動したところOSが正常に起動した。その後も普通に操作してみましたが、これという異常は見つからず、ディスクも正常に動作していました。
これは間違いなくコールドブート現象だったのでしょう。
コールドブート現象とは?
名称の通り、冷えている状態からコンピュータの電源を入れ、OSなどのシステムを利用可能にする際に起こる現象のことです。
主に冬の寒い時期などで室温が極端に下がっていたりすると、ハードディスク機器の電通がうまくいかず今回のようにディスクが認識ないトラブルが発生してしまいます。
OSが急に立ち上がらなくなったり、スリープ中だった状態から復旧しないなどの現象を総称してコールドブート現象と言いますね。
パソコン本体が正常の場合は電源が入りますが、システムディスクが認識していないので「No bootable device」と表示されてしまいます。
パソコンは熱に弱いイメージがありますが、寒さにも弱く極端に温度差がある環境では動作が不安定になります。
症状が非常に紛らわしいためパソコンに不慣れの方はパソコンが故障したと勘違いしてしまうかもしれませんね・・・。
コールドブートの失敗から復旧する方法
まずは暖房機器などで室温を上げましょう。
特に室温が10℃を下回っている場合はコールドブート現象を引き起こす可能性が高いので、20℃近くになるまで暖めるとよいでしょう。
とは言え今回のケースは内部のディスクが原因であるため、暖房機を使っただけではすぐに復旧させることは難しいでしょう。
その場合は一度パソコンからディスクを抜き取り、人肌で温めるのが一番おすすめです。
ここで注意する点は「急激に温度を上げないこと」です。
というのは前述通り、パソコン機器は急激な温度変化には弱いためです。特に冷えている場合、一気に温度を上げると空気中の水分が結露として機器内部に付着してしまい故障の原因となってしまうからです。
なので急がずにゆっくりと温めてあげるのがポイントです。
コールドブート現象の対策方法
室温を20℃前後で保っておけば基本問題はないと思います。コールドブート現象は室温が10℃下回ると発生しやすくなるので、常時一定の温度にしてあげましょう。
あくまで室温は目明日ではありますが、パソコンを起動する際はこの温度を参考にすると良いと思います。
電源を入れていない状態なら、なるべく冷えないようにノートパソコンならバッグへ、デスクトップパソコンなら袋をかけてあげるだけでも違うと思います。
私みたいに極端な暑がりは暖房をほぼ入れない(今年度は一度も付けてない)ので、起こりやすいかもしれませんね。
そういえば以前に1回だけコールドブート現象を起こしてしまったことがありましたが、随分前なのですっかりわすれていました。
とはいえ久々にOSが起動しなくなると焦りますよね。
皆さんも冬の時期にパソコンの電源を入れる際には注意しましょう!
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