手順3!本格的にパーツ選びをしてみよう!
電源は良質なものを購入しよう!
パソコンを安定稼働させる装置。電源ユニットですね。
各種パーツに電力を供給するとともに、その動作を安定させるパーツでもあるため、重要視する必要あり。
電源ユニットは良質なものを選ぶことをおすすめします。後に解説していきますが、電源ユニットの性能の良し悪しで他のパーツの寿命が大きく変わることがあります。
電源ユニットとは、文字通りパソコンに電源を供給する装置ですが、一定の電気を送り続けなくてはならないのです。仮に、送電が安定しなかったり、途中で途切れてはパソコン全体に大きな負荷を与えてしまいますし、動作不安定に陥ってしまうでしょう。
電源はパソコンの寿命に影響?
電源とは人間の体で例えるならば、「心臓」。
各種パーツに送電するケーブルを「血管」と見立てて説明しますね。
「送電効率が悪い」、例でいうと血圧が高く、血の循環が悪いと、体に負担がかかりますよね。
人間の体と同じで、電源も良質なものの方がパソコンに負荷を与えません。
特に、パソコンの寿命に左右する装置と言っても過言ではないので、惜しまず電源にはお金をかけたい。
おすすめのメーカーはSeasonicやCORSAIRが良いと思います。
良質な電源の見分け方!
電源ユニットのパッケージに次のような記載があります。
これは80PLUS認証と呼ばれるものです。
80PLUS認証製品は、その名の通り、電気の変換効率が80%以上を実現している製品の保証です。通常の電源ユニットの変換効率が70%とした場合、これを80PLUSの最低基準となる80%の電源にすれば損失分は30%から20%くらいへ、電源ユニットの消費電力を1/3ほどまでも減らすことができる。
尚、変換効率が高いほど、パーツに与える負荷も少ないです。
最近の電源ユニットにはこの記載の製品がほとんどですが、特に「80PLUS認証のGOLD」以上のランクの電源は優秀。パーツの寿命のことをよく考えるならば、GOLD以上の電源を搭載することをお勧め致します。
電源ユニットを購入する際は、この変換効率が高い製品を購入することをお勧めします。
電源容量は余裕をもたせよう!
電源ユニットの電源容量は高ければ高いほど自由度が増します。可能ならば大容量の電源ユニットを用意しておいた方がいいでしょう。
というのは各種パーツには消費電力があります。消費電力が大きいものから小さいものまで様々ですが、パソコンに取り付けているパーツすべての消費電力に対応できる電源を購入しないと、電力不足でパソコンが起動しません。
電源ユニットを選ぶ際は容量も考えておきましょう。
個人的に700W以上は推奨ですが、グラフィックボードやCPUなど消費電力が高い製品を選択したならば、さらに高めの電源を購入して下さい。
低スペックパソコンで将来的にカスタマイズしない場合は400W程度の電源でも問題ないでしょう。
PCケースは好みで選べ!愛着が湧くものがおすすめ!
PCケースはデザインと機能性で選ぶのがいいでしょう。
店頭でパッと見た印象でまずは気に入ったものをいくつか決めるといいと思います。なぜなら、組み立てたパソコンを使用するのは自分なので、愛着の湧くものを選びたいところですよね。まず一番のキーが「デザイン」。この辺りは各個人が気に入るものを自由に選ぶことになります。気に入ったものにすることで、「自作したい!」という気持ちが強くなります。
そして第二のキーが「機能性」。パソコンを使用する上で、使いやすさも非常に重要になります。例えば、電源ボタンの位置だったり、USBポートの数だったりと、そのケースの仕様が自分と合うかですね。使いやすさも考慮し、検討していくと良いと思いますよ。
あとは細かいところを見ると、排熱、防塵対策など施しているケースなどもあるので、参考にして下さい。
また、ケースには種類があり、ミドルタワー、フルタワー、ミニタワーなど様々な大きさの製品が揃っています。パソコンの設置場所、組み立て時の配線のし易さなど考えて、一番合うものを選んで頂きたいです。
ミドルタワーがごく一般的なデスクトップPCの大きさです。フルタワーがさらに大きいケールで、ミニタワーは通常よりも小さなケースとなっています。
個人的にはミドルタワーを選択するのが無難だと思います。ある程度自作PCに慣れている方は良いですが、例えばフルタワーのケースだと、配線時に各ケーブル長が足らずに組み立てることができないというケースに陥ることもあります。また。ミニタワーで自作されると配線が非常に難しいため、組み立てが困難になるケースも考えられます。
自作PCが初めての方は安定しているミドルタワーに挑戦されることをおすすめします。
慣れている方は、自由度や拡張性をとことん追求するならフルタワーを、省スペースに設置するのであれば、場所をとらないミニタワーを組むといいでしょう。
但し、ミニタワーの場合、使用できるマザーボードの基盤サイズに制限が出るので、注意する必要があります。
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