手順5!CPUクーラーの取り付け方法とグリスの適量は?
CPUクーラーの取り付け!
グリスを塗る場合は前ページの手順をご覧下さい。
ここからはCPUクーラーを取り付ける方法をご紹介していきます。
以下のものがCPUクーラーです。
このクーラーをCPUの上に取り付けていきますが、取り付け前に確認してほしいのが、4隅にあるピンの向きです。
名称はプッシュピンと言いますが、このピンの向きが正しくないと、取り付けることができません。取り付ける際のピンの向きと取り外す際のピンの向きが違うので、覚えておくと良いでしょう。
今回の例はプッシュピンタイプのもので行ないますが、ネジ止めタイプのものもあります。ネジ止めタイプのものはドライバーでネジ止めするだけになります。
プッシュピンの取り付け!
それでは確認してみましょう。
まず、プッシュピンの向きですが、下記の画像のように矢印の位置がこの通りになっていれば大丈夫です。
取り付け時のピンの向きは画像のようにします。ピンの向きは指でつまみながら回すだけで変えることができます。4隅ともこの向きになるように調整して下さい。
マザーボードに取り付け時に、この状態にしておかないとロックがかかりません。
CPUクーラーをマザーボードに取り付けていきます。
CPUのソケット周辺に下のような穴が開いていると思います。
この穴が4箇所あります。この穴にプッシュピンを入れて、CPUクーラーを固定します。ネジ止めタイプのCPUクーラーも同様にこの穴でネジ止めを行ないます。
取り付ける前にCPUクーラーのプッシュピンをマザーボードの穴の位置を合わせます。先端部分が穴の位置に合うように4隅とも調整して下さい。まだ押し込まないで下さいね。
位置合わせが終わりましたら、プッシュピンを押しCPUクーラーを固定していきます。
取り付け方は、指でプッシュピンの各部を垂直に押すだけです。
画像のように矢印の方向に押していくと、カチッという音が鳴ります。4隅とも同じ作業を行ないますので、それぞれこの音が聞こえるまで押し込みましょう。
プッシュピンをスムーズに取り付けていくには、上の画像の番号が振ってある通りに押し込むと良いでしょう。このような取り付け作業は対角線状にあるものを優先しながら取り付けます。
例えば、隣り合う同士を先に取り付けてしまうと、取り付ける部品が斜めに傾き、他の部分の取り付けが難しくなります。対角線状のものから取り付けることが基本の手順ですね。対象の傾きが少なくなるように行えば取り付けが楽です。
ちなみに古い規格のCPUクーラーのプッシュピンは構造的な問題か、プッシュピンを強く押し込まないと取り付けがうまくいかないことが多いので、ご注意下さい。最近のものは取り付けがしやすくなっていますね。
プッシュピンを取り外すには?
CPUクーラーを取り外したいことも今後出てくるでしょう。また、CPUクーラー取り付け時にうまくプッシュピンが入らず、一旦CPUクーラーを外すこともあるかもしれませんね。そういう時は迷わず、以下をご覧下さい。
左の状態が、CPUクーラーを取り付け際のプッシュピンの向きですね。前の手順では、ピンの向きがこの状態になっていれば取り付けできると言いましたが、取り外す際は右の画像のような向きにすることで、プッシュピンのロックが解除されますので、取り外しができるようになります。
右の状態に変えましたら、プッシュピンを軽く引っこ抜く感じで引っ張ると、マザーボードから簡単に取り外しができます。
CPUクーラーを取り外す際はプッシュピンの向きをよく見ておきましょう。
CPUクーラーの4ピン電源ケーブルについて
最後にCPUクーラーのコネクタをマザーボードに付ければ完了です。このコネクタはCPUクーラーの電源ケーブルとなります。
コネクタの取り付けはマザーボードに印字されているCPUFANやSYSFANというような記載があるピンに取り付けを行なって下さい。それ以外のCHA_FANなど場所にコネクタを挿すと、パソコン起動時にエラーとなりますので、ご注意下さい。ちなみに、CHA_FANのピンにはPCケースのファン(CPUクーラー以外のファン)を取り付ける際に利用できます。
これで一通りマザーボードに取り付けるパーツは取り付け終えました。
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