マザーボードの規格は?
マザーボードの規格について
マザーボードの規格は大きく分けて3種類あります。
規格と言っても基盤サイズのことです。
実はマザーボードには基盤のサイズに違いがあります。
このサイズによって取り付けられるパーツの数に違いが出るので確認しておきましょう!
マザーボードの基盤の規格はATX、Micro-ATX、Mini-ITXの3種類が代表的です。
各規格とも特徴が大きく分かれるので、覚えておいた方が良いと思います。
(画像に表記されたアルファベットはネジ穴の位置を示しています。)
ATX (アーティーエックス)
こちらがATXというものです。ご紹介する3種類の規格のうち一番多きいサイズとなります。
基板サイズは305 × 244mm (12インチ × 9.6インチ)四方の大きさ。
タワー型デスクトップパソコンでは多く用いられる規格がこのATXです。
特徴は基板面積に余裕が多くある為、コネクタやスロット数が豊富なのが特徴的です。
つまり、各種パーツ類をより多く取り付けることができ、様々な機能を追加することができます。
拡張スロットが最大7つ、メモリスロットが4~8つも搭載されています。
拡張性が高いため、自由度がかなりあります。ハイスペックパソコンを作る場合は、ATXがおすすめです。
PCケースにもよりますが、基板サイズが大きいので、組み立てるパソコンも大きくなる場合がほとんどです。
拡張性の高さが人気の規格です。
Micro-ATX (マイクロ・エーティーエックス)
こちらがMicro-ATXというものです。
基板サイズは244 × 244mm (9.6インチ × 9.6インチ)四方の大きさ。
ATXをやや小型化した規格で、メーカー製でも省スペースのパソコン(スリムタワー型)で
よく用いられるのがMicro-ATXのマザーボードです。
ATXと比べ、取り付けられるパーツの数が少なくなっていますが、価格面ではATXより安い場合が多く、
コストパフォーマンスは水準的に高いです。
また、省スペースパソコンを組む際には最適で、小型のパソコンが作れます。
パソコンの置く場所に困っているという方にはおすすめですね。
拡張スロットが最大で4つ、メモリスロットが2~4つ搭載されています。
それほど性能にこだわらずごく普通のパソコンを組む場合は、Micro-ATXがおすすめです。
Mini-ITX (ミニ・アイティーエックス)
こちらがMini-ITXという規格です。
基板サイズが170 × 170mm (6.7インチ × 6.7インチ)四方の大きさ。
マザーボードの基盤サイズでは非常に小さく、コンパクトです。
基盤面積はATX規格のマザーボードの約1 / 2.5という驚異的な小ささです。
一般的なデスクトップパソコンのケースサイズよりさらに小さいケースで、自作PCを楽しむことができます。
ですので、ぱっと見PCには見えないような小型マシンが自作可能となります。
つまり、省スペースに設置できる超小型PCを作るには最適です。
しかし、基板サイズが小さい分、マザーボードに搭載できるパーツが
他のATX、Micro-ATXと比べるとかなり少なく、拡張性は低いというデメリットはあります。
小型化を図っている為、コストがかかるようで、価格も割高とコストパフォーマンスは悪いです。
しかし、最近のMini-ITXはパーツの制限が少なくなってきており、
また、PCI Express x16などの拡張スロットを装備する製品も増加したため、
以前のものより自由度はそれなりに高くなりました。
Mini-ITXマザーボードと小型ケースを使った自作では、サブパソコン用途として人気を集めている。
超小型のパソコンが作れるというメリット(見た目が可愛い)から、女性からの人気も高いようです。
拡張スロットは基本1つ、メモリスロットが1~2つ搭載されています。
小型向けのパソコンを製作する際に用いることが多い規格ですね。
ATX、Micro-ATX、Mini-ITXのサイズ比較
オンボードというCPU付きのマザーボードもある!
マザーボードの中には、CPUが搭載された製品もあります。
このようなものを「オンボード」(基盤の上に)といいます。
パソコンを作ろうと思うと、いろいろ要求が強くなっていくものです。
特にCPUとマザーボードはパソコンの費用の中でも高いため、
こだわるほど全体の費用は高くなってしまいます。
とにかく安さを重視したいという人には、このオンボードをおすすめしたいです。
マザーボードとCPUセットで4~5千円程度と低コストで購入ができるものもありますよ。
但し、格安でパソコンを作れる点、性能に制限があったり、
CPU故障でマザーボードごと買い替えというデメリットもあるので注意しましょう。
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