COBOL時代の経験がソフト業界で役に立たない理由は?プログラムの概念や在り方の相違で設計開発に影響か?現代のコーディングとロジックの違いについて!
現代のIT業界ではCOBOLやBASICなどの古いプログラミング言語が未だに使われています。
その理由の多くは、古い技術とはいえ、汎用性が高いからです。
一世代前までは、主流だったこともあり、プログラマの間では共通言語として親しまれていました。
なので、現在に至ってもまだまだ多くの会社で利用されています。
COBOL時代のプログラマが現場で役に立たない理由とは?
何かしらのプログラミング言語を触れていれば、自分が知らない言語でも、
ある程度プログラムの動作を読むことができます。
しかし、COBOL時代に培ってきたプログラム技術だけでは、
ソフトウェア業界では役に立たないことの方が多いみたいです。
その理由はなんだと思いますか?
実際のソフトウェア業界で役に立たないことが多いとはどういうことなのでしょうか?
COBOLやBASICのコーディングが直線的
一番の理由がここにあると思います。
実はCOBOLやBASICなどのプログラミング言語は直線的な動作をします。
というのも、コーディングしたプログラムを実行すると、上から下へと処理されていくのです。
それはどのプログラムでも共通のことですが、常に例外はありますよね。
かつてはそういった直線的なロジックのプログラムがほとんどだったので、
COBOL時代の方達にとっては、プログラムは上から下への順序でないと動作しないという固定概念が強いかもしれない。
なので、「プログラムは、上から順番に処理する」と考えられてきました。
自分で考えればなんとかできるし、努力すればプログラム可能だと、思っている方が多かったりします。
複数のファイルの混在や他言語との連携
COBOL時代のプログラムは単一のファイルに記述し、プログラムを実行というケースが多かったです。
現代ではJavaやJavaScriptなど複数のファイルを混在させながら処理させることが一般的です。
Ajaxなどの非同期通信で、JSONを用いて他言語に変数やデータを送受信させるなんてことはなかった。
つまり現代のプログラミングは、動作が単調でない為、非常にトリッキー動作をする処理が多いでしょう。
COBOL時代の上司とJava時代の若手
昔ながらのCOBOLを培ってきた中堅クラスの上司と、
Java経験豊富な若年層の部下がいたとします。
新規にソフトウェアを開発することになった場合、要件定義や設計から進めるの鉄則ですが、
その段階で双方のプログラムの概念、つまり考え方に相違がある、
話が進まないなんて経験をされている人も多いのではないでしょうか?
昔と現代ではプログラムの概念やその在り方が大きく違うのです。
COBOLで育ったプログラマにとっては今主流の言語の動作が
これまでの経験上とはかけ離れているという点があります。
なのでCOBOLだけを学んだ方は現代の言語にも触れ、
また、現代のプログラムだけをかじっている人は昔のプログラムの概念も学んだ方が良いでしょう。
時代は常に変化をしているので、古い知識も新しい知識も両方とも把握しておくべきかもしれない。
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記事公開日:2015年4月16日
最終更新日:2015年4月18日