メモリとは
メモリって何だろう?
メモリとは、『Memory(メモリー)』のことで、つまり「記憶」という意味です。
パソコンのデータを保存するというそのままの意味ですね。
ただ保存と言っても、普段使っているファイルやフォルダなどをすべて保存しているわけではありません。
日頃私たちが使っているデータを保存する装置には『ハードディスク(以下HDD)』というものがありますね。
このHDDにプログラムや写真、ファイルなど保存しているわけですが、メモリとどう違うのでしょうか?
メモリとHDDの違いは?
HDDでは長期的にデータを保存することができます。
パソコンを使っていてHDDに保存したデータはパソコンをシャットダウンしても消えることはありません。
再度パソコンを起動すれば、再び保存したデータを使うことができますね。
こうしたHDDのような記録媒体の特性を不揮発性と言います。
パソコンを切っても、データが飛ばない(消えない)ことを意味しています。
本来、電気的な信号がない状態、
つまり電源が入っていなければ電子的なデータは消えてしまいます。
しかし、この不揮発性により、HDDは電源が切れた状態でもデータを保持できるのです。
その理由は電子データを磁気ディスクに書き込んで保存しているからですね。
一方、メモリの場合、常時通電しておかなければ、内部のデータを保持できません。
要するにパソコンをシャットダウンすれば、メモリ内に保存していたデータは消えてしまいます。
このような特性を揮発性と言います。
ここで疑問を持つ人がいると思います。
シャットダウンしてもデータを保持できるHDDにすべてのデータを記録してもいいのでは?と思っている方も少なくはないでしょう。
実はメモリとHDDのこの特性を使い分けることによってパソコンは成り立っているのです。
ではメモリはなぜ必要か?
皆さんがパソコンを利用している間、たくさんのデータの読み書きが行われます。
HDDでは長期的にデータを保存できる反面、カセットテープやビデオテープのように磁気によって、
物理的にデータを読み書きするので処理にどうしても時間がかかります。
もし、それらすべてのデータをHDDに保存してしまえば、パソコンの動作が遅くなり不安定になってします。
そこで、高速で読み書きを行なってくれる装置が必要になるわけです。
その装置こそがメモリというわけです。
メモリではデータを電気的にそして、一時的に保存しておく装置となります。
一時的なデータはメモリに保存しておくことで、HDDに書き込み処理が行われません。
HDDに保存する必要が出たときにメモリから呼び出して、その都度保存するという形式です。
例えば、書類を毎回、ファイリングするのは時間がかかりますし、ファイリングした場合、次にその書類を探す時間がかかってしまいますよね。
作業机に一時置きして、見たいときに見て、ファイリングする必要が出てきたときに行うと言った感じです。
しかしその作業机に書類をどんどん載せてしまえば、目的の書類を探すのに時間がかかっていしまいます。
メモリがいっぱいになってパソコンの動作が遅くなった場合は、再起動しましょう。
揮発性という特性を持っている為、データが膨大に蓄積しても、パソコンの電源を切れば、空になります。
いちいち中のデータを消さずとも、パソコンをシャットダウンすれば、初期化してくれるので便利ですよね!
メモリの性能について
メモリは機械というよりは部品そのものなので、性能の良し悪しというより、どのぐらい容量があるかという感じになります。
よく古いパソコンで動作が遅いものがありますが、大抵がメモリ不足が原因です。
メモリの容量が少ないと、パソコンを正常に動作させるために必要なデータの書き込みが満足に、
行えない為、動作が不安定になってしまいます。
もちろんメモリには個々の読み書きの速度の性能もありますが、どちらかというと容量の方が重要です。
実際にどのくらいメモリ容量は必要なのでしょうか?
そのパソコンで何をするかによって変わってくると思いますが、最近のパソコンなら4GB以上あれば十分に動作します。
パソコンで3Dゲームがしたい、動画編集がしたいとなると8GB以上は必要になってきます。
また、メモリにも規格があります。
こちらのページで確認して下さい。
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