GuestAdditionインストール方法!VMのCentOS6.5のエラー対処!
仮想化技術が出始めてから、その需要は飛躍的に上がってきています。
ヴァーチャルマシン(VM)を私もよく使います。
とくにOracleのVirtual Boxが非常に高機能で使いやすいです。
このVirtual Boxの機能のひとつであるGuestAddition。
知っている人はもちろん使っていると思いますが、使わなきゃ損。
GuestAdditionとは?機能について調べた!
手始めにGuestAdditionの機能についてご紹介したいと思います。
- マウスカーソルのシームレスな移動
- シームレスなウィンドウサイズの変更
- 高解像度のデスクトップ画面が使用可能
- ゲストマシンの制御と監視
- ホストマシンとの時刻の同期
- 共有フォルダ
- クリップボードの共有
- オートログオン(Windows,Linux,Solarisのみ)
- ハードウェア3Dアクセラレーションのサポート
主にこれだけの機能がある。
極めて重宝するものを赤色で着色した。
ホストOSとゲストOS間でのやり取りがスムーズになり、操作性が向上する。
これらの機能を使用するには仮想マシンに
Guest Additionというプログラムをインストールする必要がある。
しかし、普通にインストールしようとしても、なぜかエラーとなってしまうことがある。
そのエラーを回避する対処法を本記事でご紹介します。
Virtual BoxのGuest Additionをインストールする方法!
CentOS6.5のみでしか試していないので、他のバージョンは未検証。
恐らくはバージョンが違っても、基本的には手順は同じだと思う。
作業自体は単純なので、順々に進めていきましょう。
ちなみにネットワーク接続は有効にしておいてくださいね。
Guest AdditionsのCDイメージをマウントする
CentOS6.5の仮想マシンが起動している状態で、
メニューバーの[デバイス]->[Guest AdditionsのCDイメージを挿入]を選択。
エラーが出るときは。たいてい仮想ドライブに他のCDイメージが挿入されているか、
仮想ドライブ不足が原因なので、一度仮想マシンを終了し、
仮想ドライブを追加するなどして、空の状態のドライブを用意します。
設定の変更が終わりましたら、仮想マシンを起動します。
起動したら、再度CDイメージのマウントを行ないます。
メニューバーの[デバイス]->[Guest AdditionsのCDイメージを挿入]を選択。
デスクトップにCDのアイコンが表示されます。
このような画面が出れば、正常にCDのマウントが行われています。
表示されたダイアログは一旦、Cancelで閉じておきます。
ちなみにこのダイアログのOKボタンをクリックし、RUNボタンをクリックしますと、
インストールが開始されます。
が、下記のようなエラーがたいていの場合出てしまいます。
Bulding the main Guest Additions moduleの項目がFAILED
となる場合があります。
訳すと”Guest Additionsのメインモジュールの構成に失敗しました。”
つまり、インストールが失敗したということ。
このエラーを回避する方法を続いてご紹介します。
Bulding the main Guest Additions moduleの対処法!
では早速、エラーを対処しましょう。
エラーが出る原因は、Guest Additionsのインストール時に
必要なパッケージがCentOSに存在しないからだ。
手始めに、カーネルの必要なパッケージをインストールします。
以下のコマンドを実行して下さい。
1 | yum install gcc kernel-devel kernel-headers dkms make bzip2 |
確認メッセージが表示されたら、「y」を入力し、インストールを完了させます。
ついでにCentOSのカーネルもアップデートをしておきましょう。
1 | yum update kernel* |
アップデートが完了したら、rebootコマンドで、CentOSを再起動します。
1 | reboot |
それでは、カーネルソースの場所を上書きします。
1 | export KERN_DIR=/usr/src/kernels/`uname -r` |
ここまで終われば準備は完了です。
それでは今度こそGuest Addtionsをインストールしましょう!
カウントディレクトリをcdコマンドで指定してから、
インストール用の実行ファイルを指定する。
1 2 | cd /media/VBOXADDITIONS_4.2.1_xxxxx/ ./VBoxLinuxAdditions.run |
尚、xxxxxにはバージョンが入ります。
デスクトップ上にマウントされているCDのイメージファイル名を確認するとわかると思います。
インストールが完了したら、CentOSを再起動します。
これでゲストOSとホストOS間でのやり取りがし易くなります!
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