卵型パソコンEndless Miniの普及で新たな可能性?発展途上国にもたらす付加価値!オフライン環境で利用可能なアプリ提供も!
発展途上国に安価なデスクトップパソコンを提供しようという
Endless Computer社のプロジェクトが進んでいるようです。
2015年あたりから少し話題になりましたが、
インターネット環境のない途上国でも利用できるように開発が進められています。
もともとは2013年頃から本格化し始め実用化に向けて動きがあるようです。
ネット環境のない発展途上国での利用を想定した卵型パソコン
発展途上国で一度もパソコンを所有したことのない人々向けに開発されました。
特徴は卵形をした小型なパソコンでEndless Miniという名称が付けられています。
パソコンが入手困難な地域で、お手頃な価格で販売することで、各家庭に普及していくのが狙いです。
実際にスタッフが現場に赴いて、情報技術がどのように生活に役に立つのか説明し、
様々な利点を伝えに行っているようです。
ビジネスの戦略において「新たな顧客の獲得」に繋がるということも念頭に置いて、
先進国だけではなく世界中で情報のグローバル化が進められます。
卵型パソコンEndless Miniの仕様スペックは?
Endless Miniはインターネット接続がなくてもパフォーマンスの高い
LinuxディストリビューションをOSに採用しています。
仕様はCPUがCeleron N2807プロセッサー、メモリが2GB、
インターフェース類がHDMI/VGA出力、USBポート3個、Gigabit LAN、音声出力。
内蔵ストレージには32GBもしくは500GBのハードディスクが搭載されています。
パソコンとしてはかなりの低スペックですが、
LinuxベースのOSで動作させるので十分なパフォーマンスが期待できると思います。
オフライン環境で使えるアプリケーションの提供
もともと発展途上国にパソコンを普及させるというプロジェクトは前からありましたが、
やはりインターネット回線がないというのがネックでなかなか普及させることができませんでした。
2013年の秋に大手製造企業に話を持ち込み断られことで、
Endlessの開発チームは独自のハードウェアをつくることを決意したそうです。
そういった経緯があり、卵型の「Endless Mini」が開発されました。
もちろんのことネット環境がない地域がほとんどですので、
オフライン環境で利用できる機能を提供したパソコンを普及させていく必要があります。
今現在以下のオフラインコンテンツをEndless Miniに組み込むことが予定されているみたいです。
- 世界中で人気のWikipediaの記事をオフラインページとして百科事典アプリ
- ビデオ形式の教育向けアプリ
その他にも文書作成ソフトなど、一般的な事務系ソフトもプリインストールされることでしょうね。
例えオフライン環境でもインターネットを介さずに使用できるアプリケーションがあれば、
発展途上国の人々の生活を一変することだってできると思います。
アプリケーションの更新ですが、
ネットワークに接続された場合に自動的にアップデートされるようにするとのことです。
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