耳の不自由な人とを繋ぐ仮想の通訳者!手話を音声に自動変換する魅惑のタブレットUNIが2016年発売!
耳の不自由な人とコミュニケーションをとるには、「手話」が有効な手段ですが、
日常で使う機会がなかったり、「手話」そのものが難しくて覚えられない等、
「手話」を自信持ってできる!と言える人は周りに少ないでしょう。
小学校の時に授業で「点字」や「手話」の学習コーナーなどやったことがある人はいるかもしれません。
やれた人はとても貴重な体験をしたことでしょう。
私の学校でも体験学習の一環で1度だけありました。
しかし選択したのは「点字」講座だったため「手話」を使った経験は全くないです。
「使ったことある」もしくは「使える」人は極めて少ないですよね。
でも、もしも実際に耳の不自由な方とコミュニケーションをとるケースがあった時、
手話が使えず、意思疎通がうまくいかないつらいはずです。
そんな経験をしたことのある人もいるかもしれません。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、「手話」ができなくても、
コミュニケーションを円滑にしてくれる夢のようなタブレット端末が来年の夏に発売するらしいです。
手話を自動的に音声変換する魅惑のタブレット「UNI」
モーションセンサーを用いて「手話」を自動認識し、
それを音声に変換してしまうという「UNI」という名のタブレットが登場予定とのことです。
画像のように指や手の動きをセンサーで認識し、タブレット上で手話を分析します。
それをタブレット内の手話のデータベースなのかな、照合して音声化してくれるようです。
これなら確かに私達が手話を使えなくても、
耳の不自由な人とのコミュニケーションを円滑に進めることができそうですよね。
実質「UNI」は“仮想の手話通訳者”とも言えるでしょう。
ちなみにUNIはカリフォルニア州アラメダ市の新興企業MotionSavvy社が、
ろう者(聴覚障害者)向けに開発したタブレットケースとなります。
こうした取り組みは今のIT社会をうまく有効活用できている気がしますね。
仮想の通訳者UNIのコミュニケーションを円滑にする機能
モーションセンサーを通して「手話」を認識し音声変換すれば、
相手の言いたいことは伝わりますよね。
しかし逆に私達が言いたいことを相手に伝えるには、
視覚的効果によるコミュニケーションが必要です。
UNIには主に2つの機能を搭載しており、
1つ目は、前述通り、内蔵されたモーションセンサー及び、特殊なソフトウェアの働きによって手話を分析する機能。
もう一つが私達が発話した音声を文字に起こしてタブレットのモニタ上にテキストとして投影する機能です。
この2つの機能が成立すれば、円滑に会話ができます。
まさに仮想の通訳者となるわけです。
2016年夏モデルとして発売される予定
MotionSavvyによると、UNIは2016年夏頃に発売するだろうと公表しています。
発売時にはおよそ2000種類もの手話のパターンを認識することができると想定しており、
システムのアップデートにより随時増えていく予定とのことです。
販売されるモデルには2種類あるようです。
基本モデルとなる「UNI BASIC」はソフトウェアのみの販売形態で、
パソコンや「Leap Motion」との組み合わせて利用するタイプが一つ。
もう一つの上位モデルである「UNI PRO」はUNI BASICと
同等のソフトウェアを同梱したタブレット端末ととして販売するようです。
なので、今回特集された手話を自動認識するタブレットというのは「UNI PRO」の方になりますね。
タブレット端末の方は福祉関係の施設に実用化するのにとても需要があるでしょう。
一方「UNI BASIC」も遠くの人とビデオチャットを通してパソコンで利用する想定だと思います。
いずれもコンセプトとしてはかなりしっかりした印象があります。
販売予定価格はBASICの方が99ドル(約1万2千円)、PROの方が799ドル(約9万8千円)といった具合です。
どちらを選択した場合でも製品購入費用とは別に、ソフトウェア利用費が必要のようです。
UNIの専用ソフトウェアについては、「SignBuilder」という任意の手話を追加する機能と、
もう一つが「CrowdSign」という追加された手話データをすべてのUNIユーザー間で共有する機能があります。
このソフトウェアのアクセス利用費が含まれるそうですね。
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